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グループとプロジェクト
世界には、GNUの理念にしたがい、教育分野へ自由ソフトウェアを導入することを目的としたプロジェクトを実施しているグループや団体があり、ここにいくつか掲載されています。あなたが自由ソフトウェアだけを支持するプロジェクトを行っていて、もしここに掲載されていなければ、 <education@gnu.org>までお知らせください。
- FSFE 教育プロジェクト
- “FSFEの教育チームは、教育にかかわるすべてのグループに自由ソフトウェアへの関心を高め、その恩恵をもたらすために活動しています。また、自由ソフトウェアとそのユーザに対する差別を禁ずるような法的枠組みを作る活動も行っています。”
- GURI
- Guriは、教育分野における自由ソフトウェアの役割への関心を高めるために、HipatiaというNGOによって行われた活動の結果として、イタリアの高校で作られたグループです。Guriは、知識が所有権に支配されるまるで有形のもののように扱われつつあることに反対しています。また、ソフトウェアを支配するようなソフトウェア特許や不公平な著作権法や所有権の適用といった自由に対する脅威を阻止することによって、もっとも大切な人権の一部の行使をさまたげようとするイタリアの文化的風潮を変えようと努力しています。
Guriプロジェクトの目標は、自由ソフトウェアだけに基づいた教育システムへと転換すること、また、あらゆる分野の知識を自由につかえるようにすることです。Guriは、学生たちに共有と協調の大切さを教えることで、よりよい社会を形成するために教育が役に立つのだと信じています。また、人間らしさに不可欠な知識の共有のためのピラミッド型でないシステム、すなわち、誰もが制限をうけずに活発に参加し、知識にアクセスできるシステムを支持し、活動しています。
こうした目標を達成するために、おもに高校や大学をおとずれて、自由ソフトウェアの倫理的な原則への関心を高めるようなワークショップや講座を開催しています。
- Hipatia
- Hipatiaは国際的なNGO(民間団体)で、知識へアクセスし、利用し、創造し、修正し、配布する、といったすべての人間に与えられた権利を支持しています。自由ソフトウェア運動の理想を支持し、その原則を実践しようとする世界中の人々から構成されています。Hipatiaはまた、教育に自由ソフトウェアを使うことの重要性をうったえています。そのため、教育機関、とりわけ小中学校において、ワークショップをたびたび開催しています。
団体名はギリシャの哲学者Hypatia(ヒュパティア)に由来しています。
- IT@School
- IT@Schoolは、2001年にインドのケーララ州で情報通信技術を州内の学校へひろめるために始まったプロジェクトです。プロジェクトの一部として、カスタマイズされたGNU/Linuxオペレーティングシステムが開発され、今では州の2600以上の学校で使われています。また、自由ソフトウェアの使用訓練が、何千もの教師や学校のコーディネーターや学生に対して行われました。
- Sugar Labs
- Sugar Labsは、Sugar学習プラットフォームというインターフェースを提供するプロジェクトです。このインターフェイスは、子供たちがコンピュータを使えるように、とりわけ教育の場面におけるコンピュータの使用に焦点をあてて特別に設計されたものです。