GNUソフトウェアについて助けてもらう
GNUプロジェクトは技術サポートを提供しません。フリーソフトウェアファウンデーションも同じく提供しません。わたしたちの使命は自由ソフトウェアを開発し、保持し、そして守ることです。技術サポートのためにわたしたちにメールしたり、FSFのオフィスに電話しないでください。
GNUプロジェクトの文書はさまざまな方法を通じて得ることができます。これがあなたの質問の多くに答えるでしょう。
バグを報告する
多くの会社がいまやGNUソフトウェアを再配布しています。よくあるのは、GNU/Linuxディストリビューションの一部としてです。あるGNU/LinuxディストリビューションでインストールされたGNUプログラムの中にバグをみつけたときは、わたしたちではなく、まず、ディストリビュータのメーリングリストやウェブ・フォームを使って、ディストリビュータに直接バグを報告してみてください。ディストリビュータがわたしたちがリリースしたオリジナルのGNUソフトウェアを、ディストリビュータが改変すること(そうすることは自由です!)、もしくは、古いバージョンを配布することはよくあることです。オリジナルのGNUパッケージのメンテナは通常、特定のディストリビューションがどうしたのかについての知識はないでしょう。
しかし、あなたがGNUパッケージの大元のリリースに欠陥を見つけた場合、わたしたちは知りたいと思います。あるパッケージに対するバグ報告をどこに送るか以下のように見つけることができるでしょう:
- コマンドラインで
--help
オプションでそのコマンドを実行すると、バグを報告する場所が通常そのヘルプメッセージの最後に出てきます。 - ほかには、パッケージのホームページを見てください。通常、それは
http://www.gnu.org/software/
pkgnameの形式です。これでうまくいかない場合、もしくはパッケージ名を知らない場合、すべてのGNUパッケージの情報はFSFの自由ソフトウェア・ディレクトリに入っています。ホームページは明白にパッケージの文書もしくはREADMEファイルにも述べられているはずです。一般的なインターネット検索でも見つかるでしょう。 - メールアドレス<bug-pkgname@gnu.org>は、メーリングリストではないとしても、通常、GNUパッケージのために有効です。
- パッケージのソースファイルがほかの手がかりになるかもしれません。
わたしたちがわたしたちの大元のリリースについてバグ報告を受けたとき、わたしたちは、通常、問題を修正しようとします。わたしたちのバグ修正は個別の援助のように見えるかもしれませんが、そうではありません。それは新しい改善されたバージョンの準備の一部なのです。バグに対して、あなたが修正をテストしてその品質を確かめ、わたしたちを助けられるようにわたしたちがあなたにパッチを送ることもあるでしょう。あなたのバグ報告がわたしたちからの解決につながらない場合でも、バグ報告のメーリングリストを読んでいる別のユーザからパッチを受けとるかもしれません。
別の言葉で言えば、あなたがソフトウェアをインストールしたり使い方を学ぶのを助けてくださいとわたしたちに依頼しないでください。しかし、インストレーションのスクリプトがどのように失敗するのか、ドキュメントのどこが不明確なのかを教えてください。
重要なバグ報告が妥当な時間後でもメンテナに気がつかれないままの場合は(最低でも2週間をみてください)、拡大して<maintainers@gnu.org>にそのバグを報告できます。メンテナによる最近の活動の証拠を見つけられない場合には、これは特に是認されます。
バグ報告を送るときには、とても大きな添付ファイルを含めないでください。GNUメーリングリストへのメッセージは約200kの制限があり、それ以上のものは拒否されます。Savannahへのアップロードは16MBの制限があります。最適なアプローチは、ファイルをウェブに置き、URLをメッセージで示すことです。できない場合には、どうしたらいいか問い合わせてください。なにか方法があるでしょう。
一般的なことを助けてもらう
わたしたちはたくさんのメーリングリストをGNUとほかの自由ソフトウェアのためにホストしていますが、それはバグ報告と通常の議論、および手助けの両方に使われています。メーリングリストでhelp-
で始まるものはコミュニティから手助けを得るためのものです。ある特定のGNUプログラムについてメーリングリストを見つけられない場合、help-gnu-utilsメーリングリストを使ってください。
FSFサービス・ディレクトリは、サポートとそのほかのコンサルティング・サービスを提供する人々のリストです。(連絡先の新しい更新されたリストがそのページにあります。)
GNUソフトウェアのための活発なIRCチャネルもあり、開発者やユーザとチャットできます。