GNUとは?
GNUはオペレーティング・システムで、(皆さんの自由を尊重する)自由ソフトウェアです。GNUオペレーティング・システムは、GNUパッケージ(特にGNUプロジェクトによってリリースされたプログラム)と、第三者によってリリースされた自由ソフトウェアから構成されます。GNUの開発はあなたの自由を踏みにじるソフトウェアなしでコンピュータで使うことを可能としました。
わたしたちはインストールできる版のGNU(より正確には、GNU/Linuxディストリビューション)を推奨します。これは全部が自由ソフトウェアです。以下、もっとGNUについて。
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自由ソフトウェア運動とは?
自由ソフトウェア運動は、コンピューティングのユーザのために、自由ソフトウェアから来る自由を勝ち取るために、行動します。自由ソフトウェアはそのユーザが自身のコンピューティングのコントロールを有するようにします。不自由なソフトウェアはソフトウェアの開発者の力のもとにユーザを従属させます。動画の説明をご覧ください。
自由ソフトウェアとは?
自由ソフトウェアは、ユーザがソフトウェアを実行、コピー、配布、研究、変更、改良することを意味します。
自由ソフトウェアは自由の問題であり、値段の問題ではありません。この考え方を理解するには、「ビール飲み放題(free beer)」ではなく、「言論の自由(free speech)」を考えてください。
より正確に言えば、自由ソフトウェアは、そのプログラムのユーザが4つの自由を有することを意味します:
- どんな目的に対しても、プログラムを望むままに実行する自由 (第零の自由)。
- プログラムがどのように動作しているか研究し、それがあなたのコンピューティングを行うように望むように変更する自由 (第一の自由)。ソースコードへのアクセスは、この前提条件となります。
- ほかの人々を助けられるよう、コピーを再配布する自由 (第二の自由)。
- あなたが変更したバージョンのコピーをほかの人に配布する自由 (第三の自由)。これによってあなたはコミュニティ全体があなたの変更から恩恵を受けられるようにする機会を与えることができます。ソースコードへのアクセスは、この前提条件となります。
技術の開発とネットワーク利用の進化は、こういった自由をいまや、いっそう重要なものとしました。1983年にそうだったよりも、とても重要に。
今日、自由ソフトウェア運動はGNUシステムの開発より、ずっと遠くに行っています。わたしたちが何を行っているかについて、フリーソフトウェアファウンデーションのウェブサイトをご覧いただき、あなたができることの一覧をご覧ください。
もっとGNUについて
GNUはUnixライクなオペレーティング・システムです。つまり、それは、アプリケーション、ライブラリ、開発ツール、そしてゲームでさえも含んだたくさんのプログラムのコレクションです。1984年1月から開始されたGNUの開発は、GNUプロジェクトとして知られます。GNUの多くのプログラムはGNUプロジェクトの後援のもとリリースされ、GNUパッケージとわたしたちは呼びます。
“GNU”という名称は、“GNU's Not Unix”(GNUはUnixではない)の再帰頭字語です。“GNU”はグヌー[ˈgnuː]と発音します。一音節で、“grew”のrをnで置き換えて言うようにです。
Unixライクなシステムにおいて、マシンのリソースを割り当ててハードウェアとやりとりするプログラムは「カーネル」と呼ばれます。GNUは典型的にはLinuxと呼ばれるカーネルとともに使われます。この組み合わせがGNU/Linuxオペレーティング・システムです。GNU/Linuxは何百万人もの人に使われています。間違って“Linux”と呼ばれていますけれども。
GNU自身のカーネル、GNU Hurdは1990年に(Linuxが開始される前に)開始されました。興味深い技術的プロジェクトですので、ボランティアによってHurdの開発は続きます。